「カール・ロジャーズ」と「来談者中心療法」
「カール・ロジャーズ」と「来談者中心療法」
「フローリッシュハウスの中心スタッフは、来談者中心療法を中心に利用者に向き合っております。きっと。苦闘しながら。(笑) 」
「カウンセリングの神様」と呼ばれるカール・ロジャーズと、彼が創始した「来談者中心療法」をご紹介します。
カール・ロジャーズ(1902〜1987)はアメリカの臨床心理学者です。
カール・ロジャーズ 経歴と功績
厳格なプロテスタントの両親のもとに育ち、ウィスコンシン大学で農学を学んだ彼は、後に牧師を目指してユニオン神学校大学院に進みましたが、心理学へ造詣を深めるようになります。さらに他人を心理学的に 援助することが仕事となり得るとも知り、ユニオン神学校大学院からコロンビア大学に転学し、臨床心理学と教育心理学を専攻しました。
世の中にある世界三大宗教(仏教、キリスト教、イスラム教)の根幹は、愛、人間主義が根幹なので、哲学を実践するのが宗教であると考えるならば、哲学のある人間は基本、信用が出来る人間と考えております。宗派の違いはどうでも良いのです。勿論、人間愛のある宗教が大前提ですが。人間愛を根本だと、堂々と言い切れる宗教はすべて大宗教です。大宗教に限り、宗教の違いは宗派違いで、皆同じ兄弟です、根っこの所は、すべての生命への愛なので。(笑)
人は皆違う個体です。みんな違って、みんないい。それが福祉の根幹ですからね。我々、福祉サイドの人間は、すべからく人間主義者の方々であるとそう願っています。特にソーシャルワーカー(SW)と言われる方々は(資格を言っているのではないですよ。福祉は実務や経験が基本ですし資格が必須の訳ではないです。ママパパもママパパ資格はないです。子供と関わる中でお互いに成長していくものです。でも、勉強をして知識を吸収するのは、より良い利用者支援において大事な事なので研修を受けていく事は大切な事です。最終学歴より最新学歴が大事です。人が好きで人を良くしたい人はすべからく福祉職ではなくても、ソーシャルワーカーだと自分は思っております。)、SWは、様々な問題の環境の接点に面する機会の多い方々なので、様々な宗教も哲学も戦争も紛争も政治問題も地域のゴミ出し問題も利用者間の小言も酔っ払いもちょっとしたスタッフのすれ違いの喧嘩も隣室の騒音も、これからさらに脱線しますよ、すみません。(笑) 本当に自分の土地、エリアなんてどうでもいいんですよ、本当は争いの原因になるなら国境もお金もいらないんです。なぜなら自分は土地が欲しければ木星全部をもらいますからね、欲しい奴にはそこを全部あげればいいんですよ。すみません。わたくしに木星の所有権はないですけれども。(笑) 福祉職のスタッフとして、人間主義としましては、全ての今ある目の前の命の方がもっとも大事です。一番は、根幹に戦争程残酷なものはないが命に刻まれています。なぜならたった一つの命を再現する事は誰にも出来ないです。かけがえのない、あなた自身やあなたの大切な家族や友達や知り合いなのです。平和の最初のステップとしてのスタートとして、隣人の双方の潤滑油として、三方良しにソーシャルワーカーが落とすべき責務があると思います。ダーウィンの進化論だと、強い種族が生き残るのではなく、変われるものだけが生き残れる。人類の進化は弱さだったと聞いた事があります。ひ弱な人類は弱さがあるからこそ、仲間を作り、コミュニケーションを取る為に脳が発達し、それぞれの分野での才能のある万葉の人類がいます。飛行機が飛ぶ理由を理論的に自分は説明できないです。 勿論、恩恵は受けます。(笑) すべてにおいて万能な人は実は誰一人としていないのです、我々はお互いを補完しあいながら弱さを内包しているのが、我々、人族なのです。全部を自分一人で背負って生きなくて良いのです。(笑) SWが支えさせてもらいます。 弱さや欠陥を露呈しているリーダーは少しはまだ信頼は出来ます。集団組織理論で良くいわれる、働かないアリ2割理論、働かない状態は弱い状態(福祉的制度やケア)ではあるのでその事を内包する社会こそ成熟した社会のような気がします。自分や(生老病死は避けがたく誰もが死を迎える弱さがあります。弱い相手は将来の自分自身の鏡に映ったあなたなんです。家族を大切にする人は多いですし、「One for all All for one」人類皆兄弟です。店員に横柄な態度をとる方に嫌悪したりします。でも、生きていると頭くる奴は結構多いですよね。結構います。まあまあまあ、誰かSW呼んできて。俺の担当SWを。(笑))他人の弱さを認める事は大切な視点なんです。SWは平和の最初のスモールステップの大事な使命を帯びた方々なんです。SWは問題解決専門職ですからね。(笑) AさんとBさんの間に立って(もしくは人と環境と制度の時もあります)、まあまあまあmama,ママ、甘々(笑)、まあまあ、(足りなければ、まあ足しますよ。まあまあまあまあまあまあまあ、まあぼう豆腐は美味しいな。(笑))本人が言うと角がたつなら、代理人としてSWが柔らかくフワフワ言葉やクッション言葉で間に立って言ってあげたらいいじゃないですかお互いの方にいい塩梅に双方に適当にピエロで結構毛だらけ、猫灰だらけです、何十回も、足りなければ1万回でも言えばいいじゃないですか。(笑) 勿論、双方への真摯な受容が対応の中心軸ですが。 適当にかわしましょうと言っているのではないです。人が人として大事な所の感情の所に焦点をあて、なぜ感情が動いているのか、気持ちわかりますよと言える所の焦点まで感情の階層を落とします。問題に関する苦労している事や、好きな食べ物でもいいです。好きな俳優でもいいです。わかりますよと言える気持ちの焦点を探り、気落ちはわかりますよの承認を心からしてからでも次のステップに行くのはいいじゃないですか。ラポールなき支援に、直面化のある意味苦言(相手の事を想ってですが)相手に入らないです。より良くするために関わっているのに、相手に入らなければ仕事でやる意味がないです。あなたがSWでいてくれるから、関わる方々が上手に安心して生きていける。それが仕事でしょう。SWの皆様、あなたは、いつも、ありがとうございます。俺はあなた方を認めています。SWは潤滑油であり調整役です(自分は営業の経験もありますが、一般社会では営業も潤滑油の役割があるような気がします。(笑)も潤滑油ですよね。信号の黄色も潤滑油ですよね。世の中には白黒つけられない事があります。でもその潤滑油のグレーゾーンが耐えられない方もいます。白黒の方がわかりやすい。グレーゾーンが見えないし理解出来ないのです。何事においても絶対はないので、個別にその方の想いを尊重していく事が大切になると思います。個別支援計画です。)、SWはクライエントと社会を繋げるブリッジですし、その行為自体がSWのアイデンティティをなし業務を達成する仕事の喜びになりますし、そこに喜びを感じないSWは別な仕事にチャレンジしても良いと思いますよ。改めて自己覚知覚醒をお願い致します。わがSW同志同胞自分自身に告ぐ。平に、僭越ながら。 力があるなら余力があるなら小金が余っているなら、助けろ、助けるべしですね。(笑) そしてこの世界に、SWの力で、LOVE & PEACE の世界を共々に築いていきましょう。平に、平に、皆様と、共に友にやっていきましょう。世界の何割がSWなら世界平和になるのだろう。人体の潤滑油が軟骨と考えるなら、軟骨は人体の約2%みたいなので、100万都市でSWは2万人は必要になりますね。一騎当千のSWもいるので単純には数字で落とせませんがね。本筋に戻ります。(笑)
ロジャーズはその後、ニューヨーク州ロチェスターにある児童虐待防止協会に就職。非行少年や恵まれない環境の子ども達のカウンセリングにも携わります。
しかし、少年達がカウンセリングを終了しても再び非行行為を繰り返す様子を目の当たりにし、それまでのカウンセリング理論に限界を感じたのです。
そして、問題行動を示すとある少年とその母親のケースでの経験から、後に「来談者中心療法」と呼ばれるカウンセリング理論を打ち出しました。これこそがロジャーズの最大の功績といえるでしょう。(この核の所に近づくと、ボウルビィのアタッチメント理論にも触れなくてはいけなくなりますが、愛着障害に苦しんでいる方々は当方のGHを利用している利用者でも沢山います。早期療育の大切さは大事と熟知しながらも(ボウルビィいわく基本ベースがわずか2歳で決まります。三つ子の魂100までと日本でも知恵として皆知っています)、でも人は何歳になってもリカバリーをしながら変われると、関わる支援者と伴走しながら認めてもらい、change of my life、1人の支援者として信じておりますし、やり切ります。)
オハイオ大学、シカゴ大学、母校ウィスコンシン大学などで教鞭をとる傍ら、数多くのカウンセリングと関わり、様々な研究や検証を行っています。後年は関心がグループ・エンカウンター(集団心理療法)へと移っていきますが、ロジャーズが創始した「来談者中心療法」における考え方はカウンセラーが体得すべき基本的な態度や姿勢であり、現在のカウンセリングの土台として受け継がれています。
また「患者」と呼ぶ代わりに、「クライエント」という呼称を初めて用いたのもロジャーズでした。
人道主義的なロジャーズの思想
児童虐待防止協会などで「カウンセラーの考えの押しつけや強圧的な態度では一時的な効果しか望めない」と経験したロジャーズは、カウンセラーとクライエントの関係性に着目するようになり、人間の成長と変容を促す技法として「来談者中心療法」を創始したのです。
人は誰しも、自分がどうありたいかという自己概念と現実世界で経験することの食い違い(「不一致」と呼ばれる)に悩んでいるものです。この食い違いの度合いが大きくなると、不安定な状態や問題行動につながりやすくなると考えられています。
そこで、個人の価値観や意義を認め、クライエントの自己成長力を信頼するという、ありのまま受容する考え方により、クライエントも自身を尊重して価値あるものと理解できるようになるとロジャーズは考えました。
非指示的療法とは
それでは非指示的な療法とはどのようなものか、具体的に説明しましょう。
ロジャーズが重視したカウンセラーとクライエントの関係性のあり方については、1957年に発表された論文「セラピーによるパーソナリティ変化の必要にして十分な条件」に下記の6つが明示されています。なお、下記でセラピストと呼称されているのはカウンセラーのことです。
カウンセリングマインドの6つの条件
(1) | 2人の人間が心理的な接触(ラポート、信頼関係)を持っていること |
(2) | 第1の人(クライエント)は不一致の状態、傷つきやすい状態、または不安な状態にあること |
(3) | 第2の人(セラピスト)はその関係の中で一致している状態、統合している状態であること |
(4) | セラピストはクライエントに対して無条件の肯定的配慮を経験していること |
(5) | セラピストはクライエントの内的照合枠を共感的に理解しており、その経験をクライエントに伝えようと務めていること |
(6) | セラピストの理解と無条件の肯定的配慮が、最低限にでも、クライエントに伝わっていることクライエントに最低限伝わっていること |
さらにロジャーズは「これ以外の条件は必要ない。もしこれらの6条件が存在し、かつ、それらがしかるべき間、存在し続けるなら、それで充分である。建設的な方向に人格が変容する歩みが、結果として生じる」と論じています。
カウンセラーに求められるもの
カウンセラーの必須スキル
あらゆる分野のカウンセラーにとって必須といえるスキルが「傾聴」です。クライエントの表面的な事実に捕らわれずにとにかく相手の言葉に耳を傾け、その背後にある心理状態を理解しようと務めることが求められます。
傾聴
「傾聴」は前述の「カウンセラーの基本的な3つの態度」を実現するスキルであり、ロジャーズ自身が、その重要性を身をもって知っていたようです。「カウンセリングを行っていると専門的な知識が多すぎる故にクライエントの話を素直に受け取っていなかった」ことに気づきその反省から「傾聴」を重要視するようになりました。(パターナリズムですね父権主義です、その反意語がマターナリズム、母性主義です。母性、母は偉大です。(笑) 母性とは、 優しさ、温かさ、愛情などの母性本能を持つ、または示す性質や状態を母性は指します。理屈なき命への無垢なる受容です。これは単なる性別を超えての領域での展開ではあり得ますが、ママやかあーちゃんには理屈抜きにやはり勝てないです。すべからく。(笑) 女性は最初から元々太陽であり、命の原点です。来談者中心療法とはつまるところ、やっぱかーちゃんあんたは偉い(愛情のあるとーちゃんもありがたいです。(笑))、命の成長にとって必要不可欠な存在で、それが欠落している方には、サポート支援は代替えは出来ますよ。生命は、関わる側の愛情をもって接する事で栄えて繁栄しますし、より良くなるからですかね。(笑))
「来談者中心療法」はカウンセリングの理論と実践の基本といえますが、当然のことながら、実際のカウンセリングでは状況に応じてその他の理論や技法を臨機応変に、複合的に使っていく必要があります。
その中で「来談者中心療法では、クライエント・人間尊重の理念やカウンセラーの条件・信頼関係の構築に不可欠な人間的態度を示しています。
人間の潜在的な可能性である、自然回復力や自己実現力を信じるロジャーズの理論は、クライエントに寄り添うことを目的としたカウンセラーの理想ともいえるでしょう。
まとめ
クライエントの関係構築やカウンセリングのベースとなるのが、ロジャーズの「来談者中心療法」です。ロジャーズの人物像から理論への理解を深めるのも一つの手段です。
「積極的傾聴(Active Listening)」は、カウンセリングが有効であった事例に共通していた、聴く側の3要素として「共感的理解」、「無条件の肯定的関心」、「自己一致」をあげ、これらの人間尊重の態度に基づくカウンセリングを提唱しました。
ロジャーズの3原則
1.共感的理解 (empathy, empathic understanding)
相手の話を、相手の立場に立って、相手の気持ちに共感しながら理解しようとする。
2.無条件の肯定的関心 (unconditional positive regard)
相手の話を善悪の評価、好き嫌いの評価を入れずに聴く。相手の話を否定せず、なぜそのように考えるようになったのか、その背景に肯定的な関心を持って聴く。そのことによって、話し手は安心して話ができる。
3.自己一致 (congruence)
聴き手が相手に対しても、自分に対しても真摯な態度で、話が分かりにくい時は分かりにくいことを伝え、真意を確認する。分からないことをそのままにしておくことは、自己一致に反する。
具体的に言えば、「共感的理解」に基づく傾聴とは、聴き手が相手の話を聴くときに、相手の立場になって相手の気持ちに共感しながら聴くことです。「無条件の肯定的関心」を持った傾聴とは、相手の話の内容が、たとえ反社会的な内容であっても、初めから否定することなく、なぜそのようなことを考えるようになったのか関心を持って聴くことです。「自己一致」に基づく傾聴とは、聴く側も自分の気持ちを大切にし、もし相手の話の内容にわからないところがあれば、そのままにせず聴きなおして内容を確かめ、相手に対しても自分に対しても真摯な態度で聴くことです。
わかっちゃいるけれども、実践するのは難しい。それが人生ですよね。(笑)
傾聴の話はまたしますが、傾聴は本当に難しいです。反省として以前の話ですが、丁度今時の冬の真っ最中に、春は誰もが待ち望んでいるものの一つとしてあるものかなと思っていた時があり、誰もが寒いより暖かい方が良いのかなと勝手に思っていました。パターナリズムですよね。反省です。あるスタッフと談笑の時になにげなく早く春になってくれれば良いねと話したら、急に俯いたので、一般論として言っているだけなのでと言い訳はしましたが、(自分の非を誰もが認めたくないので、多くの方を巻き込んで一般論で括ろうとします。専門職として、年度でのアセスメントの見直しや(人の趣向は変わっていく当体なのが当たり前なのです。良いも悪いも変化するのが命なのです。柔軟に対応するのがSW職です。潤滑油だろ。愛だろ、愛。(笑):)個別化が出来ていない典型例です。個別支援計画の作成が甘いのです。)その方は重度の花粉症で、たくさん服を着用出来る冬の方が好きなようであるようでした。これこそが、先の話と照らし合わせていくと、SWとしてはクライエントに対する姿勢に問題があります。スタッフという以上、ある意味クライエンと同じなので利用者と同じように臨まないといけないのです。フローリッシュハウスやメインスタッフの考え方の一つとして、縁をした利用者やスタッフが、誰もが安心して暮らせる街作り事業を成していくがあります。 今こそ、カールおじさんを思い出し(カールロジャーズの事)、スナックカールでも食べましょうかね。それにつけてもおやつはカール。でもスナックカールも最近ではあまり店舗で見かけないので、これもまたパターナリズムなのでしょうかね。昭和は遠くなりにけりです。(笑) 来談者中心療法とは、愛情を持って目の前の一人に、誠意を持って相手の想いを尊重して接していく事だと思います。
by スタッフ M